9月も終わろうとする頃から、街にパンプキンが出現し始めました。
秋です。ハロウインの季節です。
ハロウインというと、仮装ばかりがフォーカスされるかもしれませんが、食べ物でも、この時期固有のものが出てきます。
そのひとつが、パンプキン。
ユーミンの歌に、「りんごのにおいと風の国」というハロウィンという言葉が出てくる歌がありますが(あるのですが)、この時期、アメリカでは、りんごもいっぱいありますが、アップルパイというよりも、やたらめったら、何でもかんでもパンプキン仕様のものが登場したりします。
毒々しいオレンジと黒のモチーフで無理やり作った添加物だらけのお菓子ではなく、自然派の良心的なパンプキン味の特別商品を集めてコーナーにしているのが、スーパーチェーン「トレーダー・ジョーズ」です。
↑ こちらは、パンプキンのパンケーキミックス。左は普通の。右はグルテンフリーの(多分、ライスフラワーとかアーモンドフラワーベース)。
家ではパンケーキなど食べないので、購入はしておりませんが、なかなかそそられます。こんなところにも、グルテンフリーを持ってくるか~と、ジャンクなイメージ、一切なしで好感。
で、試飲コーナーで試したのが、やたら気に入ってしまい、買ってみたのが、こちらのパンプキン・スパイス・コーヒーです。
これが、大正解~。
普通のアラビアコーヒーに、スパイスが入っているのですが、何が入っているかというと、シナモンと、パンプキン・スパイスと、ナツメグ、バニラエッセンス、オレンジの皮とか、なんですね。
別にコーヒーがオレンジ色とか、そういう仕掛けがあるわけではありません。
これがですね、舌にピリッとくる感じとか、その自然な甘やかでスパイシーな香りとかが絶妙で、本当に後を引く味なのです。まさか、自分がここまではまるとは思ってませんでした。
なくなったら、また買っちゃうと思います。
というか、限定品なので、なくならない内に、買っておかないと、と焦るほど。
ヘイゼルナッツとかのコーヒーも大好きですが、よくあるフレーバーコーヒーは、人工香味料とかで味付けされているのがほとんどです。
でも、さすがトレーダー・ジョーズはオールナチュラル。400グラム近く入って、7ドル99セントと普通の料金で出してくるところが良心的です。
ウチでは、しばらく、こればっかり飲んでしまいそうです。
その他にも季節限定のパンプキンアイテムが山のように用意されています。うまいな~、マーケティング。
家で映画を見るのに、いつもはポップコーンを買うのに、先週末は、パンプキン味のトルティーヤ・チップスと、パンプキン・スパイス入りのサルサソースを買ってしまいました。こちらも、幼稚な味の「お菓子」にならないで、ちょうど良いフレイバーの大人なスナックとしてふるまえるものでした。
ユーミンの歌う「りんごの匂い」とは、シナモンのことかな? あるいは、アップルパイを作るときに煮るりんごのことかな? とか、これって、どこの場所のことを歌ってるのかな?とか気になって、ついつい入りこんでしまいましたが、正解はとくになさそうです。アイルランド、信州、青森……という、バラエティあふれる回答がネットにはころがっていました(笑)。
アメリカ本土に来たら、皆さんもぜひ、トレーダージョーズを探して訪ねてみてください。
最初は何がいいのかわからないかもしれませんが、数回通って、商品を隈なくじっくりと腰据えて見てみると、見えてくると思います。