今日は日本はもう8月31日。明日から9月です。早ッ!
話題になっている、ネットの動画配信サービス「ネットフリックス」の上陸と同時に、アマゾンもプライムムービーをスタートすることを発表。
同時にふたつ、定額制コンテンツ配信サービスがスタートするって、すごいですね~。
でも、メディアとかで盛んに使われている「黒船到来!」って言う言葉も、スゴイなあ(笑)。
グローバルで、フラットな世界の中にあって、日本だけ鎖国してたのね、と新鮮な驚きです。
前にも書いていますが、アメリカのコンテンツ配信業界における両者の勢力は、スゴイものがあります。配信だけではなく、「制作」する立場としての評価も、とても高い。
エミー賞とか、ゴールデン・グローブ賞とか、それまでは、いわゆる放送局からしか作品が選ばれなかったのに、「ハウス・オブ・カード」という初めてのオリジナル作品を出した瞬間から、アッという間に放送局として認知され、受賞してしまいました。
この辺の背景には、HBOやらShowtimeやら、日本で言うとWowow的な、「有料チャンネル」の台頭の歴史があるかと思います。
上記のふたつの賞にとって、HBOが先に常連となり、やがてShowtimeもそうなりました。もともと映画チャンネル的な存在だったのに、オリジナル番組こそが差別化であるわけなので、必死に皆、上質のコンテンツを作り、囲い込みしようとします。
CMと関係なく、純粋に人気だけで商売している局ならではの、規制のない自由な制作ポリシーが、TVという枠からはみ出て、ほとんど映画の世界と同じ質の番組を作り出していたわけです。
それでもやはりある種の放送コードの規制、みたいなものはあるんだと思います。
でも、ネットフリックスやアマゾンは、そこからも自由だったりするので、基本は何でもありなんですね。
シーズン分、すべてを一気に公開する、という新しい形の公開の仕方をしたことが、大いに話題を呼んだし、今の視聴者のライフスタイルにマッチして、すっかり今やスタンダードになってしまいました。
「24」なんかをビデオで一気に観る、というような経験をされた方も多いと思いますが、それが、新作テレビの場で行えるのが、特徴です。
この新しい視聴スタイルのせいで、「Binge Watching」(ビンジ・ウォッチング=ドカ食い、的な一気視聴)という、新しい言葉ができているくらいです。
日本にも、すでにHULUが来ています。基本、一緒です。
リコメンド機能とかは、また違うアルゴリズムがあると思うのですが。見れる旧作ドラマや映画も、ほとんど同じで大差なかったりすると思います。
だから、何が一番違うのかと言うと、やっぱり「オリジナル・コンテンツ」を作ることへの意欲と実力なのかな。
アマゾンなんか、すでにプライム会員になっている人は、そのまんま追加料金なしで見れますからね。プライム会員って、送料無料サービスやらお急ぎ便とかあって、絶対に日米共にお得だと思うので、私は両方のプライム会員です。
といような分析は、まあ、専門家の皆様におまかせするとして、自分が観た中で、これはスゴイ!とおすすめしたいオリジナル番組を、書いておきましょう。
と言っても、実は、それほど時間に余裕のある生活をしているわけではないし、基本的に大好きなので、はまると抜けられないのを知っているから、自己規制は厳しくかけております(笑)。なので、特別に評判が良いものしか逆に観ていない、という前提ですので、ご了承ください。
私的には、昔は大好きだった日本のテレビが、最近はバラエティ色が強まりすぎて、見ることができなくなってしまい、良質なドキュメンタリーやコンテンツが選んで見れるようになる配信サービスというのは、需要、大有りかなと期待しています。
1.ハウス・オブ・カード(Netflix)
「ハウス・オブ・カード」は、すっかりエミー賞、ゴールデングローブ賞、常連さんとなりました。
すでにビデオがレンタルできるし、HULUでも見れるようですが、ま、今後は新シリーズはネットフリックスだけでしか見れなくなるのかもしれません。
映画俳優さんら、豪華出演陣の演技も楽しみだし、スケールの大きな政治をテーマにした人間ドラマがぐいぐいと来ます。
1か月後に発表のエミー賞にもノミネートされています。
2.センス8(Netflix)
ちょっと前にアメリカの地上波(という言い方はありませんが)で包装された「HEROES」とか好きだった方には、絶対に楽しんでいただける、壮大なスケールで、ものすごい斬新な作り方をしているSF・スピリチュアル・サスペンス・コメディ・ロマンス、みたいな感じのドラマです。
「センス8」は、アメリカでも今年の6月に発表されたばかり。
気軽に観ることができますが、意味の把握は最初、時間かかるかな? いや、大丈夫かな。エンタメ要素たっぷりで、ぐいぐい話が進むので、飽きることはないですね。
「マトリックス」を作った姉弟が作っているのです。
LGBT的な要素もふんだんにあり。描写も地上波では無理、ケーブルでもちょっと無理なレベルかもしれません。
世界旅行している気分になれます。どうやって撮ったか、というメイキング・ビデオ(20分程度)がまた素晴らしかった。シーズン2の制作も決まり、待ち遠しい限りです。
本当は、Sense8というタイトルには、「Sensate」という同じ音(センセイト)の単語が隠されていて、その言葉に、とても大事な意味があるので、日本語でセンス8と書いてしまうと、ちょっと違うのですが、まあしょうがないですね。
Sensate: 身体的な感覚があるさま。Having a physical sensation (Weblio より)
こちらに、日本語版のトレイラーがあります。
3.トランスペアレント(アマゾン)
「トランスペアレント」は、アマゾンが初めて発表したオリジナルドラマで、いきなりゴールデングローブ賞の作品賞と主演男優賞を受賞した作品。
素晴らしい出来で、テーマがLGBTというか、今年、アメリカでもとくに話題の性同一障害だったりするし、のめり込んで観ました。
上記、1や2のような華やかさ、派手派手しさはまったくなく、落ち着いた、小さな作品なのですが、何しろ、ペアレント(Parent)=親、それも60歳を過ぎた父親が、いきなり「私は女性です」と告白して、女装を始めるわけなので、ドラマは濃くなります。
折しも、ブルース・ジェナーのような実例も出てきて、今年は本当に、トランスセクシャルの話題が豊富です。
普通の人間ドラマとして、軽いタッチにも仕上げているので、楽しんでいただけると思います。こちらもシーズン2があるので、楽しみです。
4.ブラッドライン(Netflix)
「ブラッドライン」は、今年3月に発表され、ネットフリックスのこれまで制作した番組中、ベストではないかと評判を呼んだものです。
カイル・チャンドラー、シシー・スペイセク、サム・シェパードなど、主演級の映画俳優を中心にすえた家族の濃い~ドラマ。
一気に見ようとするのですが、ズシンと来るものもありまして、なかなか続けて観ることができず、毎晩、1−2話ずつ見ていました。
こちらも大成功して、シーズン2が計画されています。
5.デアデビル(Netflix)
「デアデビル」は、2015年4月にアメリカで公開。日本でも、早速、オープン当時から目玉として公開されています。
私は少し見るのを躊躇していたのです。なぜかというと、目が見えなくなる、ということに、ものすごい恐怖心を抱いているからなんですね。閉所恐怖症にも通ずる何かがあるのだと思いますが、目が見えなくなったら、完全な盲目、という自体になったら、自分は正気を保てるだろうか。正直、自信がありません。
だから、見るのがずっと怖かった。
でも、ヒーロー物は大好きなのです。とくにマーベル・コミックのヒーロー物は、ちゃんと「わかっている」というか、ダークな側面やら、なぜその特殊能力を身につけることになったのかという背景やら、闘うべき悪の存在があって、フィクションなのですが、約束事の世界の中でのリアリティがちゃんとあったりします。
ということで、夜、見ると、夢でうなされるといけないので、まずは昼間、見ることにしました。
そしたら、思い切りはまってしまい、夜見ても大丈夫なようになり、毎日、2-3話ずつ見て、1週間ほど、夜が来るのが待ち遠しいくらいに楽しみでした。
キャラクターづくりも素晴らしく、まさに「はまる」アクションドラマですね。早くシーズン2が観たい!
他にも、「オレンジ・イズ・ニュー・ ザ・ブラック」(Netflix)も、エミー賞・ゴールデン・グローブ賞の常連組ですが、私は最初の数話だけ、楽しみました。女囚もので、LGBTテーマもからんだコメディ。すでにシーズン3まで発表されています。
軽いコメディがいいなあ、という方には、「カタストロフィ」(Amazon)や、「アンブレイカブル・キミー・シュミット」(Netflix)なども秀逸です。30分という尺なので、とても気軽に見れてしまいますが、その分、止めるのもたいへん(笑)。Bing-watchingに拍車がかかります。
テレビの番組を作るのに、よっぽどいろんな規制があって自由がきかないのか、ストリーミングTVのクオリティは軒並み良いですね。なぜなんでしょう。
まあ、「枠を埋める」という感覚はなくて、良かったら買うよ、って態度で番組制作ができるから、なのか。いや、それでも予算はあるだろうし、保証されないものを賭けで作れるような、優雅な制作陣もいないだろうしなあ。
今年になって、HBOもShowtimeも購読をスタートしてしまい、観るものが大量にあって、困っています(笑)。嬉しい悲鳴。そちらも、基礎ってオリジナル番組を作るわけですよ。旧作とかは、すべてアプリやらオンデマンドやらで、一気視聴ができるので、これもまた誘惑の種……。
でも、フィクションに浸る、というのが、自分の最良のレクリエーションでもあるので、ここに時間とお金をかけるのは、とても贅沢で、自分を大切にしている気がする、という不思議なタイプです。
フィクションの中には、「人生」がいっぱい詰まっています。
それを見ながら、ああ、こんな考え方もあるんだな。こんな世界もあるんだな。こんな人もいるんだな。こんな考え方もあるんだな。こんな生き方や選択もあるんだな。
そうやって、学びを得られるからこそ、有意義に楽しめるのだと思っています。
と、無理やりライフコーチの仕事に大事なんだよ、と自分に言い聞かせて終わります(笑)。