(Photo by Tetsu Miyake)
以前メディアにいた時は、セミナーに参加されて、お勉強や成長のために人と交したい方々のリストがありました。そこから紹介、紹介で、地道に輪を広げていたのですが、もうそれも古いリストとなったし、ハワイを出た時にどっか行ってしまって、昨年パーティした時は結構手探りなままやっていました。それでも30名くらいいらしていただいたとはいえ、お声がけできてない方もたくさんいたりで、何となく不完全燃焼な印象。
パーティルームにヒントを得たのと同様、今回はFacebookをいじっていた時に、あ、この上でお知らせしてしまえばいいんだと気が付きました。実際、Likeしたページや友人リストから、ガンガンMeet upや催しの誘いが来ています。Facebookの友人リストは「今、現在のつながり」を端的に表すもの。じゃあ自分もイベントページ作ってお声がけしてみよう、と思ってやってみたら、結果75人の集まりになった、というわけです。
直接の友人はもちろん、Facebookだけで親しさを増していった方、あるいは友人から招待が広がっていらした、初めてお会いする方もたくさん参加されました。僕自身は、Facebookを越えた招待はひとりも出していません。あえてFacebookでできることというのを試してみたかったんですけど、なかなか興味深かったです。
自分の第一次のつながりばかりではないこともあり、すべての人が満足するってことはないようで、期待感のズレから残念な印象を持たれた方もいた様子。でもまあ、100%の人間が満足するってこともなかなか難しいですからね。大人の集まりだし、場をどう生かすかは最終的にはあくまで本人次第。あえて皆さんを放っておいて、好きなように楽しんでいただくのが結果、マジョリティの方には居心地良いらしい、と過去の体験からも人の催しからも十分に学んだので、今後も最低限の介入だけでやっていくように思います。
友だちと、友だちの友だちばかりの集まりなので、大きなホームパーティなんですよね。なんせポットラックなんだし(笑)。お気楽にやりましょう。それが長続きのコツ。
ひじょうに役に立ったFacebookならではの機能
Facebookで今回やったことを整理すると、こんな感じです。無料で、これだけの濃いことができることに、なかなか感銘を受けています。
1.イベントページを作った
とても簡単でした。自分のページをひとつ作るって感じ。自由書式なので、人によっては必要事項が漏れちゃうこともあるのでしょうが、今までメールで書いていたことをポストするだけなので、手軽にできます。写真をページトップに入れたら、あらまそれらしいページが一瞬でできちゃいました。面白い~。
2.招待状を出した
自分の友人リストの中から、参加できそうな人、もしかしてハワイにその時期いて参加できるのかも、という人、それから、こういうことをやってます、と知らせたい人をひとつひとつピックアップして、招待状を送りました。招待状は簡単に送れますが、出す人の選択は、ひとりひとりチェックボックスをクリックして選ばないといけなくて、900名近い友人リストをひとりひとりチェックしていくのは、ものすごい時間がかかりました。
これは改善されないのでしょうか…。「全員に出す」ということができませんでした。スパム防止なのか、自分が気づいてなかっただけなのか…。でもまあハワイにいない人、縁のない人に出してもしょうがないので、結局は選ぶことになるんでしょうかね。小さい写真と名前だけを元に出すか出さないかを決めるのって、すごく難しいし、目がしばしばしちゃいます。
招待の時に選ぶのは、どこまでの参加を認めるか、です。友人の友人までOK、ゲストを連れてきてOK、本人だけよ、とか選べます。でもまあ勝手に皆、連れてきちゃうので(笑)、100%のコントロールは不可能ですけどね、とくに数十名以上になると無理。
3.アップデートはイベントページにポスティング
会の趣旨や途中経過のお知らせ、持ち物のこと、注意事項、要項などのお知らせは、イベント専用ページにポスティングする形で行いました。これがまあ便利だった、と言ってくださった方もいました。
当日は、いつものごとく、いつ来て、いつ帰っても良いように、式次第はあえてなしのアメリカの交流会スタイルです。日本式に挨拶したり、乾杯したりは面倒くさい。ハワイでも皆、そうですが、ロサンゼルスの交流会もまったく一緒です。
今回も、4時間の間、ずーっとひっきりなしに人が来て、帰ってを繰り返してました。でもそれで全然OK。場をどう利用するかは、制限かけない方が居心地良いようです。何時に行かなきゃ、となると、来れない人も多くなります。だからこそ、事前にちゃんと連絡できる機能があって、そこに簡単な前提っぽいことを書き留めておけるのはありがたいですね。
4.招待受けた人は、「Going」「Maybe」などを選択して意思表示
ここがまあEviteみたいで良かったかな。顔も見れるし、ああこんな人が来るんだ、というのが事前に誰にでもわかる。交流会は、それがすごく大事です。この人に会いたいな、話をしてみたいなって、ちゃんと賢い人は目星をつけてきています。そのために前は、参加者リストをあえてお送りしてたのですが、会社名と名前だけでは全然分からず。ウェブアドレスとかもつけてたくらい。でもそれが手間なんですよ(笑)。
Facebookだと、リンク辿れば全部見えるし、友だちのつながりも見えるので、共通の知り合いがいたらすぐに分かる。そうそう、これはスゴイことだなと思います。バーチャルなつながりがリアルな世界に持ち出されるという、逆流現象です。
参加表明くださった方で、Facebookフレンドではなかった人には、いちおう友だち申請をさせていただきつつ、メッセージを送りました。でないと、連絡事項が届かないのかな、と思ったので。でも、招待状を送った人たち全員には、ちゃんとメッセージが届いたのかもしれないです。あるいは、私の友だちリスト全員が見れていたのかな?
5.受付用に「リストをプリント」
前日までに「Going」と表明くださった方々のリストを、「Export List」という機能を使ってプリントアウトしました。それを少しエクセルで、受付の方が対応しやすいように加工。
中には、ペンネームっぽいのを使っているがために、受付けで本人の名前とそのFacebookネームが結びつかず、別な人としてカウントされていたりもしました。
ファーストネームとラストネームを分けて出すこともできず、加工できる範囲に制限があって、残念でしたけど、まあ役にはたちますね。最低限の機能です。
6.当日の写真をアップロード
写真をアップロードしたり、タグ付けしたり、ダウンロードしたりが、すごく簡単にできますよね。カメラマンさんが独自にやってくださったおかげで、自分では写真について何もしなくて済み、助かりました。
7.自ら撮った写真もそれぞれに公開
参加した皆さんがそれぞれに写真をアップしたり、ブログを書かれてリンクしたり、メッセージを交換したり、友だちになったり、Facebook上のアクティビティがたっくさんありました。
あると良かったな、と思う機能
役に立つ機能が満載なわけですが、かゆいところに手が届くという印象までに、あと一歩。これがあると良かったなあと思うのはこんな機能です。(自分が見つけられてないだけかな…?)
1.リマインド機能
招待状って、一度しか送れないのです。Eviteみたいなパーティ専用招待サービスは、返事を保留している人に何度かリマインドを送ることができるのですが、それ、あるといいなと思いました。
2.「行かない」意思表示
見逃しているのか、あえて行かない、行けないのかの違いが見えず、個人的にリマインドするにも躊躇しました。いつも必ず来る方なんだけどなあ、と思って連絡してみると、お盆でかきいれ時だから無理、とか分かったり。NoはNoで簡単にポチッとできるといいですよね。
【訂正】
行かない、という意思表示はできましたね。英語だとDeclineというボタンがあります。が、主催した人には出てないのです。当たり前か。でも、誰がDeclineしたのか、見たいですよね。Declineすることのメリットが何なのか。重ねて何度もお知らせが来なくなるってことかな。調べておきます。
3.Facebook非利用者の対応
まあFacebookさんとしては、そんなの知らないよってところかとは思いますが、いまだにアカウントを持ってない、やってません、という方はいるわけです。友だちが、そういう人を連れて来る時に、Goingの人数にカウントできず、リストにも入れられず。
結局、メッセージで飛んでくるので、その数をカウントして最後にリストに加えたりするという手間が残ってしまいました。せっかくリストをアウトプットする機能があるのに、これだと片手落ち。Eviteみたいに、ゲストを何名連れて行きます。その方のお名前は◯◯です、とそれぞれが書き込めるといいなあと。
ま、これはきっと本末転倒な話なので、ないな(笑)。
交流会も、この場だけでつながりが途切れてしまうのだとしたら、あまり意味はありません。ここで知り合い、ランチしたり、何か一緒にしたりすることで、関係が深まっていくものですね。という意味では、Facebookで参加者同士が簡単につながれる機能があらかじめついているわけなので、メールアドレスを交換して、メールして、なんてやらなくても良く、便利です。
また長くなってきたので、最後に、もうひとエントリ、交流会について書いて終わります。そちらが本当の「交流会は主催するといいですよ」な内容になります。
■交流会は主宰すると言いですよ(その1)会場は無料。持ち寄りでお手軽・カジュアルに