セミナーの定番アクティビティのひとつとして、自分が気づいていない自分の深部にアクセスし、本当の自分を見つけるための掘り起こしワークをしています。
自分のことって、知っているようで、なかなか知らないものなのです。
セミナーでも質問がありました。
「やりたいことがわからないのですが、そういう時はどうしたらいいでしょう?」と。
それは、皆さん、そうなので、心配する必要はまったくありません。
普通、2カ月、3カ月かかって、やっときっかけとなるキーワードを見出していくものです。
分かっていない状態が普通。分かったら、それだけで大成功、なんですね。
そして、たいていの場合、 皆さん、探している場所が間違っていたりします。
ついつい、人は答えを「外」に求めてしまいがち。だけど、自分が生きたいのは、自分だけの人生なのだから、答えだって、実は「自分の中」にあるものなのです。
外ばかり見て、理想の生活を見つけようとしたり、世間体の良い事例を当てはめたりしてみても、心からの満足感は得られません。
幸せを外に求めると、不幸せになるといいます。
すべての答えは、すでに「心の中にある」のです。ただ、深くに眠っていたり、重いフタをかぶせてしまっていたりするから、あとは「掘り下げて」いくだけ。
その第一歩として、僕がいつも投げかけるのは、「子供の頃、何になりたかったですか?」という質問です。
子どもと言っても、親や世間の目を気にしないで、好き放題にしていた頃の話です。
「政治家!」とか「お金持ち!」とか、それってすっかり影響受けた後の発言ですよね(笑)。
大人の影響をうける前の時代、ワクワクしたことって何か。憧れた人やモノって何だったのか。
それを、じーっと考えて思い出しましょう。
僕は、ずいぶん後から読み返す機会があって驚いたのですが、なんと、小学校の卒業文集に「小説家か新聞記者になりたい」と書いていたのです。
時は巡り、メディアの編集長とかやらせていただくようになったのは、偶然ではなかったのですね〜。不思議、不思議。
昨年、福岡でセミナーをした時にも、面白いことがありました。
「美しさに憧れて、芸者さんになりたいと思っていた」という女性は、今は美容家として、美を追求していました。
強さに憧れて婦人警官になりたいと思っていた女性は、大人になってから空手を習い始めて、いつしか黒帯になっていたりします。
絵が大好きだった…という女性がデザイナーになっていたり、人を癒やすのが好きだったという方がセラピストになっていたり。
偶然にしてはでき過ぎという位に、子どもの頃の夢が少しだけ形を変えて、ちゃんと実現していたのです。
無意識だけど、その場、その場で欲望に素直に生きてきたら、いつしか導かれていた、という具合です。
歌手になりたかった、という方もいるでしょう。今からアイドルは無理かもしれないけれど、でも、レッスンを受けて、バーやチャリティの場で歌うことくらいはできるかもしれません。
書くのが好きな人ならば、発表の場は無数にあります。
大切なのは、自分の心に正直になること。
「どうせ無理」「今からじゃ遅い…」そんな声は無視しましょう。夢に早いも遅いもありません。
やりたい時が、始め時。
僕も、いつかお話できる時が来るといいな、と思っている、新しいチャレンジのど真ん中にいます。
今は苦しいけれど、きっと、続けていればグングンできるようになる。そう信じて、楽しみながら、頑張っています。
古臭いですが、この苦しい感じが何だか「青春」って感じです(笑)。
さて、皆さんの子供の頃の夢は何でしたか?今からでも遅くはありません。ぜひ一緒に、追求してみましょう。
人生の伴走者として、応援します。