いつの日かゴルフを楽しめる日が来るだろうか。リタイア後の夢がひとつあるとしたらこれかも

tustin ranch

昨日は丸一日、オレンジカウンティのゴルフ場「タスティン・レンチ・ゴルフ・クラブ」におりました。日本人ビジネスピープルの会「JBA(Japan Business Association)」が年に一回行う大チャリティゴルフ大会。

12時のショットガン・スタートなのに、スタッフは朝8時15分集合という早さ。家からはとんでもなく遠いイメージだったのですが、土曜日の早朝ということで、意外や意外、GPSに知らない道を案内されるままに時速80マイル超(時速130キロ)で快適に走っていたら、50分位で着いてしまいました。

シアトルやポートランドでの歩く生活も新鮮でしたが、南カリフォルニアの運転生活も、車が良く走って、道が空いてさえいれば超快適でうs。後者が激しく問題だし、ガソリン代もかかる。そして環境にはよろしくない、ということもある。だけどたまにはこういうドライブ、気持ちが上がってよろしいです。

FBにもブログにもまったく出てこない話題がゴルフ(笑)。バブルの頃にキャリアをスタートし、広告という分野にいたので、それはもちろんゴルフへのお誘いはたくさんありました。28歳で入った代理店での仕事は、テレビやラジオ局の営業さんとおつきあいすること。彼らのお仕事もそう。

なので、ゴルフはつきものだったりしたのですが、自己流で練習しても一向にうまくなる気配がない。楽しくなる気配がまったくない。時間ばかり取られて苦痛でしかたなく。

しょうがなく断りきれず、代役を立てきれずに参加したゴルフ会が2-3、あったのですが、当然のごとく激しくビリで、非難の対象になるほどできません。苦痛で苦痛で、このことが原因で、ちょっとした病気にもなったほど。よっぽどストレスだったんですねえ。

仕事が内勤に変わってからピタッと止めて、平和に人生を歩み始めましたが、ハワイで社長をやるようになり、事業を伸ばすためにも、自分がもっと外に出て行かなくては、ゴルフでもやって、せっかく誘っていただく位の高い人たちと密度濃い時間を過ごさなくては、なんて思って練習してみたのですけど、20年前と同じで、全然ダメなんですね。

マラソンも練習に時間がかかるスポーツだし、情報や考え方のインプットにももっともっと時間を使いたい、という時期に、これって時間効率が悪すぎる、と思って、また止めてしまったのです。今回は、レッスンプロについて、あまり教え方が上手とは思えなかったですが、それでもかつてより練習でははるかに上手になっていました。が、コースでは相変わらずダメ。まったくカンの悪い人で迷惑かけまくり。

自分の中の時間感覚がどうしてもまだゴルフに向かわせようとしてくれないところがあって、これから20年くらいはないんだろうなあ、と思ったりしていますが、でもこうやって広々としたゴルフ場で、美しく整備された景色を眺め、大の大人が小さなボールを小さな穴に入れるために夢中になって、仲良くなって、楽しそうにしている姿を見ていると、スポーツとして、あるいはゲームとして、やってみたくなる気持ちはちゃんと持ち続けていることに気づきます。

ゆったりとした時間の中で、できないゴルフを楽しめる自分になることを目標にして生きるのも悪くないかもしれません。