プールの帰りにふっと見つけたトヨタの新型カローラ(US仕様)がなんだかカッコよく見えて、あれー、なんかに似てるなあと思ったら、僕の現在の愛車レクサスのIS250でした。
フロントグリルと横顔が、そのまんまな印象。でも、良いことですよね。カローラとか、今までどうして何もしないんだろうと思うほどにコンサーバティブなスタイルをキープしていて、どんどん出てくる韓国系のアグレッシブなデザインに押されまくっていた印象です。
売り上げは分からないけれど、街で運転していて、あれ、カッコイイ、と思って良く見ると、Hyundai だったり、KIAだったりして。力入れてるなあというのが勢いで分かるんですよね。
今の車は皆、それなりに走るのだし、それほど壊れまくるわけでもないのだから、だったら安くてカッコイイのが一番。韓国がメーカーがすっかり市民権を得て、TOYOTA、HONDAの街と言われるLAトーランス辺りで増えていく様子を見ていると、大丈夫…?と不安にもなったりしていました。
だから、今回、レクサスもトヨタ車も、こうやってアグレッシブ、と言えるほどのデザインチェンジをしてくれたことに勝手にホッとしていたりするわけです。
で、本題。
JR東日本が2017年から走らせるという寝台列車「クルーズトレイン」のことをウェブで見ました。外観も中も驚くほどカッコイイ。これって日本のものなの? 日本のあの山間地帯をこれで走るの? 意表をつかれてワクワクしちゃうデザインです。
デザイナーは、ポルシェやフェラーリをデザインしたという奥山清行さん。そうかあ、日本人のデザインでこんなことができるんだ。素晴らしい…。感動。
日本はこれから人口も減って、高齢化が進んで、社会全体が「成熟」の方向へ向かっていくはずです(そうあってほしい)。目の肥えた大人が増え、物質を追いかけることもせず、自分の価値観に合うものを吟味して楽しんでいくライフスタイルが主流になっていく。
そんな時代において、デザインという要素は絶対に重要です。人が価値観を重ねていく上でデザインは必要不可欠なファクター。カッコイイか、そうでないか。僕自身も、モノを買うときの基準って、完全にそこに重きが置かれていますから。
人によっては「可愛い」だったり、「清潔」だったり、「きれい」だったり。言葉や感性は変われど、全体の質感とデザインが醸し出す一体感に惹かれていくのは一緒でしょう。
海外からもますます人が訪れるようになるので、「日本らしさ」というアイデンティティを見直さなくてはならなくなります。世界のアーティストが影響を受けている禅のコンセプトなどを追求して、Cool Japanを街づくりの中で見せていくのもひとつのアイディア。世界を魅了するデザイン国になっていってほしいですね。
JR東日本のクルーズトレイン。ぜひ乗って日本を旅してみたいと思いました!