2020年代に成功する人のキーワードは「○○○○」

最近読んだ、いくつかの「未来予測本」の中で

共通して出てくる言葉が、

エンパシー。

日本語に直すと、共感力、みたいなことになるでしょうか。

和製英語の世界では「シンパシー」を共感として使うことがありますが、

ちょっと意味合いが違うので、上手に使い分け、したいですね。

共感かよ〜、なんか使い古されてない?

って思ってしまうかもしれないのですが、

これは別に単にSNSとかブログでの発信なんかのことではなく、

商品開発とか、サービス開発とか、すべてにおいて、これが大事ってことなんですよね。

建築、乗り物、自動運転、デバイス、ソフトウエア、ウエブサービス、

すべてにおいて、エンパシーの力が試される、と。

エンパシーの中には、「想像する」という意味合いが強く含まれていて、

相手の立場に立って考える、とか、

相手の使う場面になって想定してみる、とか、

困っている人が、なぜ困っているのか、

何をどうすると、その困ってることが解決するのか、

そこを深く想像の世界で追って、追って、掘り下げていったところに、

本当のチャンスがあるよ、ってことなんですね。

日本人は、空気を読むのは、とても得意。

だけど、「普通、こうじゃん〜」と決めつけて、

想像の触手を伸ばしきれてないこともあるかもしれません。

多文化の中で揉まれている人たちの方が、

実はゼロベースで考えやすいところもあるかもしれないですね。

そもそも空気など読まないアメリカ人とか、

やっぱりこの共感力というのは、意識しないと働かないものなのかもしれなくて、

でも、その方が、かえって意識できる分、良いのかもしれない。

日本にも外国人がいっぱい入ってくるし、

日本も人口減るから、どんどん外に出てかないと稼げないし、

となると、きっとこうだろうと、

今までみたいに「あうんの呼吸」で自分マーケティングしてると大いに外すし、

見事にチャンスを失うのかもしれません。

本当のおもてなし、とは、自分が最上と思うものを出すことじゃありません。

顧客となる層にきちんと聞いて、調べて、いくつかの選択を用意する。

そこから、各人の必要性や好みに合わせて「選べる」ことこそが、

お・も・て・な・し、なんだと思います。

わかんなかったら、聞けばいい。

顧客に試してもらえばいい。

自分のビジネスにも置き換えて、よく考えてみたいと思います。

そもそも、コーチは「エンパシーの達人」でないといけないはずだし…

これとか、エンパシー力が試される力作です。

日経新聞「分断のアメリカ 〜大統領選まで1年」