レディガガのアカデミー賞スピーチから学ぶこと

最近、努力は嫌われ者です(笑)。

最近、頑張ることは、ダメなこととも言われます。

最近、願えば何でも叶うと、信じたい人が急増中です。

そのひとつひとつには、真実があり、正しく理解すれば、きっと未来への味方となってくれるでしょう。

でも、例えば東京マラソンで、目標タイムでゴールすることとか、

走る練習をしたことない人が、完走することとか、

願っただけで、実現することはありません。

それは、当たり前?

だけど、意外に人は、そんなレベルの勘違いを、現実の場でも期待しがち。

「自分に都合の良い」解釈ばかりを、しがちなんです。

先月、アカデミー賞の授賞式がありましたが、レディ・ガガが主題歌賞を受賞し、

涙ながらにスピーチをしていました。

前もって、誰もが考えて望むスピーチで語られる言葉は、シンプルだけれど、とても強い。

彼女も、誤解され、叩きのめされてきて、あれほど華やかな場所にいたのに、心を患い、大きな身体の故障も抱え、

まだ32歳と若いのに、かなりドラマに満ちた、満身創痍な人生を送ってきています。

Netflixでのドキュメンタリーとかも見る限り、どこかで消えても、おかしくなかった、かもしれない。

でも、それでも、成し遂げたいことがあって、それがとても好きで情熱が湧き出ることであれば、

自分を奮い立たせて、やるしかない。

彼女のスピーチは、最近、巷で聞かれるような、耳障りの良い成功法則を、ばっさりと切り捨てて、

これは、とにもかくにも長きに渡る「ハードワーク」の上に成り立ったものだ、と宣言。

夢があるなら、それに向けて闘え。諦めないことだ。


何度、拒絶され、打ちのめされ、叩かれたかではない。


何度、そこから起き上がり、勇気を持って続けてきたか、なのです。

なんだよ、宇宙に願えば、勝手に引き寄せられんじゃないの〜?と思った方は、残念でした(笑)。

栄光を焦ってはいけないし、いかに早くたどり着いたか、ではないのですよね。

アカデミー賞には、キャリア50年とか、60年とかいう人たちも、たくさんいて、

初のノミネート、とかで、涙するベテランもいる。

表面的なことばかりが話題にのぼり勝ちですが、

こういう感動の場面を無数に見せてもらえることが、何よりの宝物なのです。

またまた、未来に向けてがんばる勇気をいただきました。

(以下、レディ・ガガのスピーチの後半分、原文です。ビデオはこちら

all I have to say is that this is hard work.

I’ve worked hard for a long time, and it’s not about, you know…it’s not about winning.

But what it’s about is not giving up. If you have a dream, fight for it.

There’s a discipline for passion.

And it’s not about how many times you get rejected or you fall down or you’re beaten up.

It’s about how many times you stand up and are brave and you keep on going.

Thank you!”