このことで悩んでるんですよ〜
どうしようかな、と思って、悩んでるんですよ〜
という言葉は日常的によく使いますが、「ほんとか?」と思います。
そもそも、悩むって、何よ。
考えるってこと?
迷うってこと?
そう聞いてみると、きちんとした定義が返ってこなかったりする。
そういう場合、ただ「癖」で言っているだけだったりするのですよね。
辞書によれば、「悩む」の定義として、こんなことが書いてあります。
決めかねたり解決の方法が見いだせなかったりして、心を痛める。思いわずらう。
対応や処理がむずかしくて苦しむ。困る。
なるほど〜。ふ〜ん。
わかったような、わからないような。
「悩んでるんです」とクライアントが言うと、
で、何?と、意地悪な私なんかは、あえて追い詰めてみたりすることもあります(笑)。
で、「あなたは」どうしたいのですか?と。
というのは、たいていの場合、「悩む」という言葉を使いながら、その状態の解決に向けて何もやってないからです。
思考停止に陥って、結局は逃げていたり、やらない言い訳にしていたりもする。
ドラえもんの名言に、こんなのがあるのですけど、ご存知ですか?
「なやんでる?
いや、なやんでなんかいないね。
たんに甘ったれてるだけだ!」
マンガで取り上げられてるくらい、人は、悩んでいるふりをして、前に進まない理由をこしらえる生き物なんですね(笑)。
多くの人に共通することだからこそ、ネタになっているわけです。
私たちにできるのは、その「陥りやすい穴」に見事にはまらないように、逃げる自分をウォッチし続けること。
ただ、大人世代ほど、自分だけの常識が凝り固まっていて自分ウォッチは難しいことだし、やり方間違えると、「自分を見張る」ことになって、逆効果なこともあります。
だからこそ、カウンセラーやコンサルやコーチを身近に置いて、替わりにウォッチしてもらうと良いのですよね。
コーチは、逃げるあなたが言っているのか、解決策を求めて言っているのかの違いを聞き分けて、適した導き方ができるプロです。
思考の癖がパターン化している場合は、その癖を見出して、一緒に解決していきます。
悩んでるふりをして止まっていないで、一歩も二歩も足を前に進められたら、
明日、見える景色もきっと変わってきます。
ドラえもんには、他にもたくさんの名言がぎっしりです。
そんなことを以前、ブログに書きました。
↓
あなたはのび太くんになってない?
ドラえもんの名言が、グサッと痛い