フリーになってからは家で仕事していて、誰も邪魔する人がいないはずなのに、なぜか気が散る。あれ、さっきまでこれやってたのに、なんで今、全然違う画面見てるんだろう、という摩訶不思議な現象に悩まされました。
自分だけコントロールすればいいはずなのに、なぜできない?
ひとつの原因はネットでした。インターネットに接続している限り、いつ入るか分からないメールをチョコチョコ見に行っては集中を途切らせていました。
メールだけではありません。魔力が一番強いのが、常時更新されまくるフェイスブックですね。これはもうキリがない。皆が面白いことを載せてくれちゃうから、見ていて楽しいし、懐かしいし、嬉しいし、時に学べたり泣けたりするし。エンドレスです。
でも、仕事が前に進まないと、サラリーマンじゃないしお金になりません。困った~、と思って辿り着いたのが、この3つ(+オマケ)。
ご紹介します。
1.インターネットを強制的に非接続にする「FREEDOM」
前にも書いたことがありますが、とにかく強力な味方がこのFREEDOM。起ち上げると時間数を設定するようになっていて、30とか60とか好きな分数を入力。すると、コンピュータを再起動しない限りは、このソフトを止めることができない。つまり、インターネットにはつながらないんですね。
その頑固さ、大好きです。
インターネットは便利。最高。だからわざわざ高いお金払って、より高速な回線を契約していたりするのに、わざわざ有料のソフトを買って、そのネットを強制的に断ち切るというアイロニー。
ふふふ、それこそが究極の贅沢というものですよね。
2.ソーシャルサービスだけ強制的に非接続にする「Anti-Social」
社交的じゃない人のことをAnti-Socialと呼んだりするのでしょうが、ネットは調べ物があるし、メールは大事なのでつなげておきたいけれど、FacebookやTwitterを始終見てしまう自分を律したい、という時に便利なのが、姉妹ソフトの「Anti-Social」です。
TwitterやFacebookは、非接続にする基本サービスに含まれていますが、あとはURLを入れれば、他のどのサービスでも1と同様に決めた時間分だけ強制シャットアウトできます。
これがね。便利なんですよ。そして効くのです。
ああ、いかに自分が優柔不断にFacebookに惑わされて生きているか…。それを実感することになります。
一瞬、寂しいですし、ウズウズしちゃうのを抑えるのが結構難しいんですけど、だからこそ、これは効果あります。1とセットで入れると、割引があります。
3.「ポモドーロ」タイマーの導入
一時期、ライフハック系の生産性向上オタクの皆様の間で流行ったのですが、ご存知でしょうか。本まで出ましたが、基本、それほど語ることないだろうにと思いつつ、つられて読んでいました。
ポモドーロ、というのは、ご存知イタリアンの基本となるトマトソースのことで、ニンニク、オリーブオイル、ホールトマトなどを合わせてグツグツ煮詰めたもの。
その煮込みの時間、タイマーセットして待つことから、「タイマーをセットして、その一定時間、脇目をふらずに集中しまくること」をポモドーロテクニックなどと呼んだ人がいて、iPhoneアプリなどが有料、無料でたくさん出ています。
基本は単なるタイマーです。そして25分、というのが基本の時間。それが集中力が一番持続しやすい分数なのだとか。
実際にやってみると、集中出来ている時はアッという間に過ぎるのに、集中が妨げられている時はやたらと長い時間に感じます。不思議です。
アプリによって、カチッカチッと時計の音が出てくるのもあり、自分はそれが好みかな。他の音が聞こえなくなるのでより良い感じ。集中している時は、そんな音も聞こえなくなります。
マイナス点は、実は45分でも60分でも集中が続くかもしれないのに、25分でセットしちゃうと、その段階でベルが鳴って集中が切れちゃうこと。慣れてきて、自分は40分の人だ、いや60分の人だと分かったら、そのようにセットし直すといいですね。
でも、これ、僕的にはとても効きます。どうしても締め切りが…という時は、2番と組み合わせて、これをやります。
⇒ ポモドーロ・テクニックについて(英語)
⇒ 日本語で書かれたオススメサイト
⇒ ポモドーロ関連のiPhoneアプリ(無料のみ。無料で十分!)
オマケ: 耳栓
音がうるさくても静かでも、耳栓って、するとなぜか落ち着きます。聴覚が遮断されてシーンと静かになってみると、いかに自分の周りに無用な音があふれているかに気づくのです。工事の音。車の音。人の歩く音。自分のキーボードの音。水道管の音。いろんな音が実は聞こえていたんだな、ということに気づく。
そして聴覚という五感のひとつを遮断して使わない状態にすることで、脳の考える神経によりエネルギーが向かいやすくなるようです。少しでも感覚を絞ってあげると良いようですね。